みなさんは、
愛車の説明書を読んだことがありますか?
車の納車時に付いてくる説明書。
ページ数も多く、
正直そのまま車に積みっぱなしになっている方も
多いと思います。
「説明書って、
最初から全部読んだ方がいいの?」
実際、私も車を乗り換えた際、
説明書を最初から最後まで
全部読んだわけではありません。
ですが、車を使用するうえで
重要な情報が載っているのも事実です。
今回は、車の説明書に書かれている内容と、
初心者が特に読んでおきたいポイントを解説します。
結論|全部読む必要はないが、一度は目を通した方がいい
最初に結論からお伝えすると、
説明書のすべてを
最初から覚える必要はありません。
必要なポイントだけ、
事前に確認しておけば十分だと思います。
- 普段よく使う装備の操作方法
- 警告灯が点灯した時の意味と対応
- タイヤ空気圧など車種ごとの指定値
- 給油やパンクなど、困った時の対応方法
車の機能は多く、
一度読んだだけですべて覚えるのは難しいですよね。
そのため、
「全部覚える本」ではなく、
困った時に確認する辞書として使う。
このくらいの感覚で
説明書を活用するのがいいと思います。
車の説明書には何が書いてある?
それでは、説明書にどのような情報が
載っているのか確認しておきましょう。
車種によって構成は異なりますが、
大きく分けると次のような内容があります。
| 主な内容 | 確認できること |
|---|---|
| 装備の使い方 | スイッチ・安全装備・各種機能の操作方法 |
| 警告灯・異常時 | 警告表示の意味やトラブル時の対応 |
| 点検・管理 | 日常点検や指定値、メンテナンスに関する情報 |
①装備の使い方
車の機能や装備の使用方法について、
細かく記載されています。
特に最近の車は、
先進安全装備や運転支援機能など
さまざまな機能が付いています。
機能が付いていることと、正しく使えることは別です。
作動条件や使えない状況などもあるため、よく使う機能だけでも一度確認しておくと安心です。
②警告灯・異常時の対応
メーター内に表示される警告灯や、
万一のトラブル時の対応についても
説明書に記載されています。
私もそうですが、
突然見慣れない警告灯が点くと
意外と焦ってしまいます。
「このランプは何?」
「このまま走って大丈夫?」
そんな時に、
説明書ですぐ意味を確認できるだけでも違います。
警告灯のページだけでも、
一度場所を確認しておくと安心です。
③点検・メンテナンス情報
日常点検の方法や、
車種ごとの指定値なども確認できます。
車種によっては、点検・整備に関する内容が
取扱説明書とは別のメンテナンスノートなどに
記載されている場合もあります。
点検や整備をお店に任せている方でも、
自分の車をどう管理するのか
という基本だけは知っておくと安心です。
お店に点検を任せている方でも、自分で確認できる日常点検を知っておくと異変に気づきやすくなります。
特に見ておきたい4つのポイント
ここからは、
説明書の中でも初心者の方に
一度確認してほしい内容を紹介します。
- 警告灯
- タイヤ空気圧
- 給油関係
- パンク時の対応
①警告灯
まず確認しておきたいのが、
メーター内に表示される警告灯です。
代表的なものには、
- エンジン警告灯
- 水温警告灯
- 油圧警告灯
- ブレーキ警告灯
などがあります。
警告灯は色によっても
緊急度を判断する材料になります。
- 赤色|危険性が高く、早急な対応が必要なもの
- 黄色・オレンジ|注意や点検が必要なもの
- 緑・青|機能の作動状態などを示すもの
ただし、
同じような表示でも意味や対応は
車種によって異なる場合があります。
警告灯が点いた時は、
愛車の説明書で意味と対応を確認しましょう。
赤い警告灯や、走行中の異音・振動・ブレーキ異常などがある場合は、説明書を読むために無理に走り続けないでください。
安全な場所へ停車し、必要に応じて販売店や整備工場、ロードサービスへ相談しましょう。
代表的な警告灯の色や意味、点灯した時の考え方はこちらの記事で詳しく解説しています。
②タイヤ空気圧
タイヤの適正空気圧は、
車種によって異なります。
同じ車でも、タイヤサイズや前後輪などで
指定値が違う場合があります。
私がガソリンスタンドで働いていた頃、自分の車の指定空気圧を把握されていないお客様は意外と多くいらっしゃいました。
国産車では、
運転席側のドア付近などに
空気圧表示シールが貼られている車も多いです。
ただし、記載場所や指定値は
車によって異なります。
説明書と車両の空気圧表示シールを、一度確認しておきましょう。
指定空気圧の確認場所や、入れすぎ・不足による影響はこちらの記事で詳しく解説しています。
③給油関係
燃料の種類や、
給油口の位置・開け方なども
最初に確認しておきたい部分です。
特に給油口の開け方は、
- 車内のレバーを操作する
- 給油口のフタを押して開ける
- ドアロックと連動して開閉する
など、車種によって方法が違います。
納車時に営業担当者から
説明される場合も多いと思いますが、
日常的に使う部分なので覚えておくと安心です。
また、初めて乗る車や借りた車では、
レギュラー・ハイオク・軽油など、
使用する燃料も必ず確認してください。
セルフスタンドでの給油手順や、給油前に確認しておきたいことはこちらの記事で解説しています。
④パンク時の対応
万が一タイヤがパンクした時に、
どう対応するのかも確認しておきましょう。
以前はスペアタイヤを搭載した車も多くありましたが、
現在はスペアタイヤを搭載せず、
パンク応急修理キットを備える車も増えています。
- スペアタイヤがあるのか
- 応急修理キットがどこにあるのか
- キットをどう使うのか
- ジャッキや工具がどこに収納されているのか
いざという時に初めて探すのではなく、
事前に場所だけでも確認しておくと安心です。
パンク応急修理キットですべてのパンクに対応できるわけではありません。
タイヤ側面の損傷や大きな破損など、キットでは対応できないケースもあります。無理に作業・走行せず、状況に応じてロードサービスなどを利用しましょう。
実際にパンクした時の安全な停車方法や、その後の対応はこちらの記事で詳しく解説しています。
現場でも説明書をよく確認していた
私がガソリンスタンドで働いていた頃、
お客様の車の説明書を
確認することはよくありました。
たとえばタイヤ交換を受注した際、ホイールを取り付けるナットには車種ごとに指定された締め付けトルクがあります。
車種によっては説明書などで指定値を確認し、適切なトルクで締め付けていました。
締め付けが適切でなければ、
安全上の問題につながる可能性があります。
そのため、整備する側にとっても
車種ごとの正しい情報を確認することは重要でした。
また、お客様から質問を受けた時に、
説明書を一緒に確認しながら
回答することもありました。
「説明書、ちゃんと見たことなかった」
とおっしゃる方は、
意外と多かったのを覚えています。
もちろん、車のすべての疑問が
説明書だけで解決するわけではありません。
それでも、
「自分の車ではどうなっているか」
を確認する一番身近な資料
であることは間違いありません。
最近はスマホでも説明書を確認できる
最近は紙の説明書だけでなく、
メーカーの公式サイトから
取扱説明書を確認できる車もあります。
車種や年式を選んで、
HTMLやPDFで確認できるメーカーもあります。
- 車内に説明書が見当たらない
- 中古車を購入して説明書が付いていなかった
- 外出先で急に確認したくなった
という時にも便利です。
中古車などで紙の説明書がない場合は、
メーカー名・車種・年式などから
公式の取扱説明書を探してみてください。
同じ車名でも、年式や仕様によって内容が違う場合があります。
オンラインで確認する時は、自分の車に合った説明書か確認しましょう。
説明書は「困ってから読む」でも役に立つ
説明書を最初から最後まで読むのは、
正直かなり大変です。
私自身も、
すべてを読み込んでいるわけではありません。
まず重要な部分だけ確認して、
あとは必要になった時に調べる。
それだけでも十分活用できます。
一度目次を見て、
「どんなことが載っているのか」だけでも
把握しておけば、困った時に探しやすくなります。
説明書を読むこと自体が目的ではなく、
必要な時に正しい情報を確認できることが大切です。
まとめ
- 車の説明書を最初から最後まで読む必要はない
- 警告灯・指定値・緊急時の対応は一度確認しておきたい
- 分からない操作やトラブル時の辞書として活用できる
- 車種ごとの正しい情報を確認する資料として役立つ
- メーカー公式サイトでオンライン説明書を確認できる車もある
この記事が、みなさんの判断材料になれば幸いです。


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