みなさんは、
車で出発する前に安全確認をしていますか?
普段は特に確認せず、
そのまま乗って出発している方も
多いと思います。
特に初心者の方は、
「安全確認と言われても、
何を見ればいいの?」と思いますよね。
乗る前に毎回、細かい点検をする必要があるの?
この記事で紹介するのは、
難しい整備や点検ではありません。
車へ向かいながら周囲や車の状態を見るなど、
初心者でもできる簡単な安全確認です。
ほんの少し確認するだけでも、
事故や車の異変に早く気づけることがあります。
今回は、車に乗る前に確認したいことを
5つに絞って解説します。
結論|乗る前に周囲と車の状態を軽く確認しよう
乗車前の安全確認で大切なのは、
毎回完璧に点検することではなく、
「いつもと違う状態」に気づくことです。
乗る前に、まずこの5つを意識してみましょう。
- 車の周囲に人や障害物がないか
- タイヤに明らかな異常がないか
- 車の下に液体や異物がないか
- ライトやガラスに異常がないか
- 乗車後にミラーや警告灯などを確認する
なかでも優先してほしいのが、
車の周囲の確認です。
特に保育園や学校、商業施設の駐車場など、
子どもや歩行者が多い場所では
出発前に周囲を確認しておきましょう。
数十秒の確認でも、
防げる事故やトラブルがあります。
できるところから習慣にしてみてください。
この記事で紹介する乗車前の簡単な確認とは別に、
車の使用状況に合わせて
日常点検を行うことも大切です。
初心者向けの点検項目はこちらで解説しています。
車に乗る前に確認したいこと5選
では、ここから具体的に
車に乗る前に確認したいことを
5つ見ていきましょう。
①車の周囲に人や障害物がないか
まず確認してほしいのが、
車の周囲です。
・子どもや歩行者
・自転車
・荷物
・段差
・縁石
などが周囲にないか、
乗る前に見ておきましょう。
私自身、過去に周囲確認を怠ったことで、
・積み下ろした荷物に接触する
・車両横の段差に気づかず脱輪する
・停車場所の縁石を見落として接触する
など、恥ずかしい経験を
何度もしてきました。
荷物を移動したつもりでも、
実際には車の近くに残っていたこともあります。
こうした経験を繰り返し、
さらに子どもが生まれたこともあって、
私は周囲確認をかなり意識するようになりました。
車には運転席から見えない死角があり、
特に小さな子どもや低い障害物は
見えにくいことがあります。
バックで出庫するときは、
乗車前の確認に加えて、
動き出す直前にも周囲を確認しましょう。
カメラやセンサーが付いている車でも、
目視による周囲確認は省略しないようにしましょう。
便利な運転支援機能は、
あくまで安全確認を補助するものです。
②タイヤに異常がないか
続いてはタイヤです。
こちらも毎回、空気圧を測ったり
細かく点検したりする必要はありません。
乗る前に見える範囲で、
・明らかにつぶれていないか
・パンクしているように見えないか
・異物が刺さっていないか
・大きな傷や異常がないか
などを確認してみましょう。
ポイントは、
「いつものタイヤと違わないか」です。
明らかに1本だけつぶれているなど、
異常を感じた場合は
そのまま走行しない方が安全です。
見た目だけでは分からない空気圧の低下もあります。
指定空気圧の確認方法や点検頻度については、
こちらの記事で詳しく解説しています。
③車の下に液体や異物がないか
車へ向かうときに、
車の下も軽く見てみましょう。
・液体が漏れていないか
・普段と違うシミがないか
・部品のようなものが落ちていないか
などを見る程度で大丈夫です。
なお、エアコンの冷房や除湿を使用したあとには、
車の下へ透明な水が垂れることがあります。
これはエアコン内部で発生した水が
排出されたものであれば、基本的に異常ではありません。
一方で、
・色の付いた液体
・油っぽい液体
・強いにおいがある
・繰り返し同じ場所にシミができる
といった場合は注意が必要です。
車の下に液体を見つけて、
そのまま走っていいのか迷った場合は、
確認ポイントと対処法をこちらで解説しています。
④ライトやガラスに異常がないか
ライトやガラス、ミラーなども
乗る前に軽く見ておきましょう。
例えば、
・フロントガラスに大きな傷やひびがないか
・サイドミラーが破損していないか
・ヘッドライトやテールランプが割れていないか
・雪や汚れで視界が妨げられていないか
などです。
毎回すべてを細かく点検するというより、
車へ乗り込むまでの間に
目につく異常がないかを見るイメージで
十分だと思います。
フロントガラスやミラーに雪・霜・汚れなどがあり、
十分な視界を確保できない場合は、
取り除いてから出発しましょう。
⑤運転席に座ってから確認すること
最後に、乗車してから
出発するまでの確認です。
・シートの位置
・ミラーの向き
・シートベルト
・警告灯や警告表示
・燃料や航続可能距離
などを軽く確認しておきましょう。
特に、
・代車
・レンタカー
・家族と共用している車
などに乗る場合は、
シートやミラーの位置を
出発前に調整しておくことが大切です。
前に乗った人の位置のままだと、
ペダル操作や周囲の確認が
しにくくなる場合があります。
また、エンジンや車両システムを始動した際に、
普段と違う警告表示や異音がないかも
確認しておきましょう。
見慣れない警告灯が点灯したときは、
色によって緊急度が異なります。
基本的な見方はこちらで解説しています。
毎回すべて完璧に確認する必要はない
ここまで読んで、
「毎回こんなに確認しないとダメなの?」
と思った方もいるかもしれません。
この記事で紹介している乗車前確認を、
毎回ひとつずつチェックリストのように
細かく確認する必要はありません。
- 車へ向かいながら周囲を見る
- タイヤや車体に目立つ異常がないか見る
- 乗ったらシート・ミラー・警告表示を確認する
慣れてくれば、
数十秒で自然に確認できるようになります。
大切なのは、
完璧な点検を毎回することではなく、
普段と違うものに気づける習慣をつけることです。
なお、ここで紹介している簡単な乗車前確認と、
法律で定められた「日常点検」は別に考えましょう。
自家用乗用車の日常点検は、
走行距離や使用状況などから判断した
適切な時期に行うことが必要です。
冬場はエンジンルームにも注意しよう
私が現場で働いていた経験から、
もうひとつ覚えておいてほしいことがあります。
それが、いわゆる
「ネコバンバン」です。
寒い時期には、暖かい場所を求めた猫が
車の下やエンジンルーム周辺へ
入り込んでいる場合があります。
そのままエンジンを始動すると、
猫がベルトなどの動く部品に
巻き込まれるおそれがあります。
私自身、ガソリンスタンド勤務時代に、
猫がエンジンルームへ入り込んだことによる
トラブルを何度か対応した経験があります。
決して「そんなこと本当にあるの?」
というだけの話ではありません。
特に、
・屋外に駐車している
・周囲に猫が多い
・寒い時期
などは、乗車前に少し意識してみてください。
ボンネットを軽くたたいてから少し待ち、
鳴き声や物音などの気配がないか確認します。
猫が入り込んでいる可能性を感じた場合は、
すぐにエンジンを始動せず、
安全に確認できる状況であれば
ボンネット内も確認しましょう。
乗車前確認の目的は、
車だけを見ることではありません。
車の周囲にいる人や動物、障害物も含めて、
安全に出発できる状態かを見ることが大切です。
まとめ
- 乗る前に車の周囲へ人や障害物がないか確認する
- タイヤや車の下、ガラス・ライト・ミラーに目立つ異常がないか見る
- 乗車後はシート・ミラー・警告表示などを確認する
- 毎回完璧に点検するのではなく、普段との違いに気づくことが大切
- 簡単な乗車前確認とは別に、使用状況に合わせて日常点検も行う
- 寒い時期などは猫が車の周辺に入り込んでいないかにも注意する
この記事が、みなさんの判断材料になれば幸いです。


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