日常点検は必要?初心者でもできる点検項目と確認ポイント

みなさんは、自信を持って
「愛車の日常点検できています!」
と言えますか?

オイル交換などの整備時や、
車検の時にしてもらうだけという方も、
多いのではないでしょうか。

「愛車のボンネットの開け方が分からない」
「どこを点検すればいいか分からない」
「適正空気圧が分からない」

実際、私の現場時代でも、
日常点検をしている人を
ほぼ見たことがありません。

上記に当てはまる方は、
ぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次

結論|日常点検は最低限やるべき

まずお伝えしたいのが、
安全に長く愛車を乗り続けるためにも、
日常点検はやるべきです。


と言っても、
整備士がやるような下回りの点検や、
部品を外す作業まで行う必要はありません。

自分で確認できる項目を見るだけでも、
愛車の異常に気づくきっかけになります。

日常点検で大切なのは、愛車の状態を普段から確認することです。

  • タイヤに異常がないか
  • オイルや冷却水などの量は適切か
  • ライトやワイパーなどは正常に使えるか
  • 運転したときに違和感がないか

初心者の方でも確認できる項目は多いので、
安全のためにも少しずつ
習慣にしてみてください。

日常点検とは何か

日常点検とは、読んで字のごとく、
車を安全に使用するために行う基本の点検です。

最近、運転免許を取得された方であれば、
「教習でやった!」と覚えているかもしれません。

教習でも学ぶように、日常点検は
法律で自動車の使用者に定められている
重要な点検でもあります。

自家用乗用車の日常点検は、走行距離や運行時の状態などから判断して、適切な時期に行います。

すべての項目を毎回まとめて確認しなければならない、というものではありません。

難しい整備をする必要はなく、
目視や操作で確認できる項目も多くあります。

ここからは、日常点検の項目の中でも、
初心者が確認しやすいポイントを中心に
見ていきましょう。

初心者が確認しやすい5項目

まずは初心者でも確認しやすい項目を
5つに絞りました。

  • エンジンオイル量
  • 冷却水(クーラント)量
  • バッテリーの状態
  • ワイパーの状態
  • タイヤの空気圧と異常確認

上記は、初心者でも比較的チェックしやすく、
時間もそれほどかかりません。

「自分で整備する」のではなく、
まず状態を見ることから始めれば大丈夫です。

この5項目だけが日常点検のすべてではありません。

ブレーキやライト、ウインカー、ウォッシャー、エンジンの状態なども日常点検で確認する項目に含まれます。

タイヤ

タイヤは、空気圧だけでなく
見た目の異常も確認してみてください。

  • ひび割れがないか
  • 極端に空気が減っていないか
  • 釘やビスなどが刺さっていないか
  • 異常な摩耗がないか
  • 溝が極端に減っていないか

ひび割れがひどい場合や、
溝が少なくなっている場合は、
タイヤ交換が必要なケースもあります。

釘やビスが刺さっている場合や、空気が極端に少ない場合はパンクが疑われます。

無理に走行せず、状態に応じて店舗やロードサービスなどへ相談してください。

タイヤの空気圧は車種によって適正値が決まっています。詳しくは以下の記事で解説しています。

ワイパー

ワイパーは、実際に動かしたときに
正常に作動するか確認します。

ゴムが切れていたり、
拭きムラやビビりが出ていたりする場合は、
状態に応じて交換を検討しましょう。

雨の日の視界を確保するためにも、
「動くか」だけでなく「きれいに拭けるか」まで
確認しておくことが大切です。

ワイパーの交換時期や、拭きムラ・ビビりの判断方法はこちらで解説しています。

ボンネットを開けて確認する項目

では、ボンネット内の点検についてお伝えします。

まず、車内のロック解除レバーを引き、
ボンネットを開けます。

解除レバーは、運転席の足元奥についている
車種が多いです。
給油口レバーの近くにあるケースもあります。

ロックを解除した後は正面に回り、
ボンネットの隙間にあるレバーなどを操作して
ボンネットを開けます。

ボンネットの開け方や固定方法は、車種によって違いがあります。

開け方が分からない場合は、無理に操作せず愛車の取扱説明書を確認してください。

ボンネットの開け方など、自分の車の操作方法が分からない時は取扱説明書を確認しましょう。

エンジンルーム内の基本的な見方や確認ポイントは、こちらの記事で詳しく解説しています。

ここから、実際の点検内容です。

エンジンオイル

多くの車種には、
「レベルゲージ」という
目盛りが付いた棒が刺さっています。

黄色系統のリングなどが
目印になっている車種もあります。

そのゲージを引き抜き、
一度、汚れてもいいウエスなどで
先端についたオイルをふき取ってください。

その後もう一度ゲージを奥まで戻し、
再び引き抜くと、
オイル量を読み取ることができます。

レベルゲージの上限・下限など、指定された範囲内にオイルが付いているか確認します。

ゲージの形や点検方法、確認するタイミングは車種によって異なる場合があるため、正確な方法は取扱説明書を確認してください。

オイルが下限を下回っていたり、
ゲージにほとんど付かない場合は、
そのままにせず店舗などへ
点検を依頼してください。

冷却水(クーラント)

冷却水は、「リザーブタンク」という
量が見られるタンクが付いています。

多くの車種で上限・下限の線が引いてあるので、
その線の間に液面があるか確認します。

液面が見えなかったり、
下限を下回っていたりする場合は
注意が必要です。

冷却水が大きく減っている場合は、漏れなどの異常が隠れている可能性があります。

原因が分からない場合は、単純に補充して終わらせず点検を依頼しましょう。エンジンが熱い状態で、むやみにラジエーターキャップなどを開けないでください。

冷却水の交換目安や減る原因については、以下の記事で詳しく解説しています。

バッテリー

バッテリーがまだ使えるかを
正確に判断するには、
テスターなどを使った点検が必要です。

ですが、バッテリーの種類によっては
インジケーター(覗き穴)で
状態を確認できるものもあります。

また、補水が必要なタイプでは、
バッテリー液が規定の範囲にあるかを
確認することもできます。

初心者の方が端子を外したり、バッテリー本体を動かしたりする必要はありません。

劣化状態が気になる場合は、店舗などで点検してもらいましょう。

このように、点検と言っても
自分で整備をするわけではありません。

量や状態などを見るだけでも、
愛車の変化に気づくきっかけになります。

まずは「いつもと違うところがないか」を
意識するところから始めてみてください。

日常点検しないとどうなる?

日常点検をしないからといって、
すぐに故障するわけではありません。

ですが、異常に気づく機会が減ることで、
トラブルが大きくなる可能性があります。

  • 故障に気づくのが遅れる
  • 突然トラブルになる
  • 修理範囲が広がる
  • 安全性が低下する

特に、定期的に整備や点検を
店舗で行っていない方は、
普段から愛車の状態を確認しておくことが大切です。

早く異常に気づくことが、
大きなトラブルを防ぐきっかけになります。

点検の頻度はどれくらい?

自家用乗用車の日常点検は、
「必ず月1回」と一律に
決まっているわけではありません。


走行距離や車の使い方、
運転した時の状態などから判断して、
適切なタイミングで行います。

特に点検を意識したいタイミング

  • 長距離走行前
  • 高速道路を利用する前
  • 洗車や給油をする時
  • 違和感を感じた時

点検を忘れてしまいそうな方は、
「月に1回」など自分でタイミングを決めておくと、
習慣化しやすいと思います。

特に、高速道路を利用する長距離走行前は、
車の状態を確認しておきたいタイミングです。

高速走行中のトラブルは、
現場時代にもよく聞きました。

乗車前の点検で、違和感や異常に
気づけるケースもあります。

毎回の運転前に確認しておきたい周囲や車の状態については、こちらの記事でまとめています。

現場での実体験

先ほども少し触れましたが、
点検をしていればトラブルを
避けられたかもしれないケースは、
意外と多くあります。

現場で実際に見たケース
  • 高速道路で1輪がバーストした車
    確認すると、ほか3輪の空気圧も低い状態でした。バーストの直接的な原因を空気圧不足だけに断定することはできませんが、乗車前や普段の空気圧点検で異常に気づけた可能性はあります。
  • エンジンがオーバーヒートした車
    直接の原因は冷却水の漏れでしたが、事前の点検で液量の減りを見つけられたかもしれません。

このように大きなトラブルになる前に、
日常点検によって異常へ
気づけるケースがあります。

日常点検は、自分で故障を直すためではなく、
愛車の変化に早く気づくためにも大切です。


異常を感じたら無理に判断せず、
店舗などへ点検を依頼しましょう。

まとめ

  • 日常点検は安全に車へ乗るために必要
  • 初心者でも確認できる項目は多い
  • タイヤやオイル、冷却水など愛車の状態を普段から確認する
  • 自家用乗用車は使用状況などに応じて適切な時期に点検する
  • 異常を見つけたら無理をせず店舗などへ相談する

この記事が、みなさんの判断材料になれば幸いです。


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この記事を書いた人

Drive & Life 運営者のアバター Drive & Life 運営者 元GSスタッフ・3級自動車シャシ整備士

「Drive & Life」運営者です。

元ガソリンスタンド勤務で、3級自動車シャシ整備士を取得。
管理者業務やお客様対応のほか、車検整備・分解整備、点検や消耗品交換などの実務も経験してきました。

これまで車に携わってきた知識と経験を活かし、
車初心者が「自分で判断できる」ための情報を、分かりやすく発信しています。

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