愛車のタイヤが、
いつ製造されたものか知っていますか?
タイヤの側面には数字やアルファベットがたくさんあり、
初めて見るとどこを確認すればいいのか分かりにくいですよね。
「製造年が古かったら、タイヤは交換した方がいいの?」
製造年が分かれば、
タイヤが製造されてからどれくらい経っているのか確認できます。
ただし、古いという理由だけで
交換時期が決まるわけではありません。
この記事では、タイヤの製造年の見方と、
古いタイヤを交換する際の判断基準を
初心者向けに解説します。
結論|製造年は交換を考える判断材料のひとつ
タイヤを見るときは、製造年だけでなく状態も確認しましょう。
- 製造されてからの年数
- 残っている溝
- ひび割れなどの劣化
- 偏摩耗の有無
- 使用状況や保管環境
製造年は、タイヤ側面にある
製造番号の下4桁から確認できます。
大切なのは「古いから交換」と年数だけで決めず、
タイヤ全体の状態と合わせて判断することです。
タイヤ交換を考える具体的な目安は、こちらの記事で詳しく解説しています。
タイヤの製造年は4桁の数字で確認できる
タイヤの製造時期を知りたいときは、
側面に刻印されている製造番号を確認します。
2000年以降に製造されたタイヤでは、
製造番号の下4桁が「製造年週」を表しています。
- 前の2桁=その年の何週目に製造されたか
- 後ろの2桁=製造された西暦の下2桁
たとえば「2119」と記載されていれば、
2019年の21週目に製造されたタイヤです。
つまり、「製造年月日」が直接書いてあるのではなく、
何年の何週目に製造されたのかを確認できます。
「2119」なら、21=製造週、19=2019年と覚えると簡単です。
4桁の数字が見つからない場合は?
タイヤを見ても、
製造年週を示す4桁の数字が
見つからないことがあります。
これは、製造番号がタイヤの片側だけに
刻印されている場合があるためです。
車両に装着した状態では、製造番号が車体側を向いていて外から確認できないことがあります。
車を少し動かすことで見やすくなる場合もありますが、
表示そのものが内側にある場合は
無理に確認する必要はありません。
どうしても見つからない場合は、
ガソリンスタンドやタイヤ販売店などで
確認してもらいましょう。
なお、1999年以前に製造されたタイヤでは、
現在とは異なり下3桁で製造年週を示す方式もあります。
もしそれほど古いタイヤが装着されている場合は、
表示の確認だけでなくタイヤ自体の点検もおすすめします。
古いタイヤは何年から注意すればいい?
タイヤはゴム製品なので、
走行距離が少なくても時間の経過とともに
性質が変化していきます。
そのため、溝が残っているからといって
年数をまったく気にしなくていいわけではありません。
- 使用開始から5年以上 → 継続使用できる状態かタイヤ販売店などで点検を受ける目安
- 製造から10年以上 → 新しいタイヤへの交換を検討する目安
ただし、この年数は
「5年で必ず交換」「10年まで必ず使える」
という意味ではありません。
年数はあくまで判断材料であり、
実際の状態と合わせて確認することが大切です。
製造年だけで交換を判断できない理由
同じ年に製造されたタイヤでも、
使われ方によって状態には差が出ます。
ここからは、年数以外に
確認したいポイントを見ていきましょう。
①使用環境や保管状態で劣化は変わる
タイヤの状態には、
- 屋外・屋内などの駐車環境
- 紫外線や雨風の影響
- 車の使用頻度
- 走行距離
なども関係します。
製造から同じ年数が経過していても、
すべてのタイヤが同じ状態になるわけではありません。
私が現場で働いていた頃も、屋内に駐車されている低走行車などで、製造から年数が経っていても比較的きれいな状態のタイヤを見ることがありました。
反対に、それほど古くなくても劣化が進んでいるタイヤもあります。
だからこそ、製造年だけを見て
タイヤの状態を決めつけることはできません。
②溝やひび割れも確認する
年数と合わせて、
タイヤそのものの状態も確認しましょう。
- 残っている溝は十分か
- ひび割れが発生していないか
- 偏った減り方をしていないか
- 傷や膨らみなどの異常がないか
タイヤは年月が経過すると、
ゴムの性質が変化していきます。
ゴムが硬くなって柔軟性が低下すれば、
ブレーキやハンドリングなどに
影響が出る可能性もあります。
「何年経ったか」と「今どんな状態か」の両方を見ることが、タイヤ交換を判断する基本です。
タイヤの減りが早い、偏った減り方をしているという方はこちらも確認してください。
現場では製造年だけで交換を勧めていなかった
私が現場で働いていた頃、製造年だけを見てタイヤ交換をおすすめすることはありませんでした。
まず残溝や偏摩耗、ひび割れなどを確認し、その後に製造年も確認して、すべての状態を踏まえて判断していました。
お客様へ説明するときも、
「製造から年数も経っていますし、
タイヤの状態も良くないため、
早めの交換をおすすめします」
というように、製造年だけではなく
実際の状態と合わせてお伝えしていました。
逆に、多少古いタイヤでも、
屋内に駐車されている車などでは
比較的状態が良いケースもありました。
ただし、それだけで
「まだ使える」と判断するわけではありません。
古いから交換するのではなく、
年数とタイヤの状態を見て判断する。
これは現場でも大切にしていた考え方です。
こんなタイヤは一度点検してもらおう
自分だけでは判断しにくい場合は、
無理に交換の必要性を決める必要はありません。
- 使用開始から5年以上経過している
- 製造年がかなり古い
- ひび割れが目立っている
- 長期間ほとんど車に乗っていない
- 偏摩耗や傷などがある
- 自分では状態を判断できない
ひび割れがあるからといって、
すぐにバーストするとは限りません。
ただし、劣化が進んでいる可能性はあるため、
状態によっては早めの点検が必要です。
年数だけで「まだ大丈夫」と自己判断するのも避けましょう。
少しでも状態に不安があれば、タイヤ販売店や整備工場などで確認してもらうと安心です。
タイヤを見る習慣をつけるなら、空気圧の定期点検もおすすめです。適正値の確認方法はこちらで解説しています。
まとめ
- 2000年以降のタイヤは製造番号の下4桁から製造年週を確認できる
- 前2桁が製造週、後ろ2桁が製造年を表す
- 使用開始から5年以上は点検を受けるひとつの目安
- 製造から10年以上は交換を検討するひとつの目安
- 製造年だけでなく溝・ひび割れ・偏摩耗なども確認する
- 年数と現在の状態を合わせて判断することが大切
この記事が、みなさんの判断材料になれば幸いです。


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