フロントガラスの飛び石傷は放置して大丈夫?修理と交換の判断基準を解説

みなさんは、愛車のフロントガラスに
飛び石傷ができたことはありますか?

飛び石が当たった際は、走行中に
「パチン」という大きな音が鳴ることもあります。

急に音が鳴ると驚きますし、
ガラスに傷ができるとショックですよね。

「このまま乗り続けても大丈夫?」
「小さな傷でも修理した方がいい?」
「傷があっても車検には通る?」

フロントガラスの傷は、
見た目だけでは判断しにくいものです。

今回は初心者の方向けに、
飛び石傷を見つけた時の考え方や、
修理・交換の判断基準、対処法
を解説します。

目次

結論|小さくても早めの確認がおすすめ

最初に結論をお伝えします。

フロントガラスに傷を見つけた場合は、小さくても放置せず、早めに状態を確認してもらうのがおすすめです。

  • 小さな傷からヒビが広がることがある
  • 早い段階なら修理で対応できる場合がある
  • 傷の位置や状態によってはガラス交換になる

そのまま放置すると、小さな傷が
大きなヒビへ広がる場合があります。

そして、傷の場所や状態によって、
修理で済むのか、ガラス交換が必要なのかも変わってきます。

私自身、飛び石傷を3回経験しました

私は過去に3回、フロントガラスの飛び石傷を経験しました。

1回はガラス交換になりましたが、あとの2回は修理で済んでいます。

飛び石傷ができたからといって、必ずガラス交換になるわけではありません。

修理で済む可能性を残すためにも、
ヒビが大きく広がる前に相談することが大切です。


傷を見つけたら、整備工場や
自動車ガラス専門店などへ早めに相談しましょう。

飛び石傷を放置するとどうなる?

では、飛び石傷をそのまま放置すると、
どのようなことが起きる可能性があるのでしょうか。

主に注意したいのは、次の3つです。

  • ヒビが広がる可能性がある
  • 状態によっては車検に通らない場合がある
  • 修理できずガラス交換になると費用が高くなる

①ヒビが広がる可能性がある

先ほども触れましたが、
小さな飛び石傷でもヒビが広がることがあります。

一見すると小さな凹みに見えても、
ガラス内部に細かな亀裂が生じている場合があるためです。

その亀裂が、

  • 急激な温度変化
  • 走行中の振動
  • 車体やガラスへ加わる力

などをきっかけに、
大きなヒビへ広がることがあります。

特に、ガラスの端付近まで傷やヒビが及んでいる場合は、
修理できるかどうかも含めて早めの確認が必要です。

翌日にはガラスの半分ほどまでヒビが広がった経験

私は以前乗っていた車で、フロントガラスの端付近に傷を見つけたことがあります。

しかし、その時はすぐに対応せず、翌日にはフロントガラスの半分ほどまでヒビが広がってしまいました。

結果としてヒビが大きすぎたため、フロントガラスを交換することになりました。

傷を見つけた段階で相談していれば、
修理で対応できた可能性もあります。

「これくらいなら大丈夫」と放置せず、
小さいうちに確認してもらう。


それが結果的に、
修理費用を抑えることにもつながります。

②車検に通らない場合がある

フロントガラスに傷があっても、
それだけで必ず車検に通らないわけではありません。

一方で、傷やヒビの状態によっては、
車検で問題になる可能性があります。

車検では、前面ガラスが損傷した場合でも運転者の視野を確保できることなどが求められます。

そのため、傷の位置や広がり方、視界への影響などによって判断が変わります。

実際に私は、以前乗っていた車にできた飛び石傷を
しばらく放置していた経験があります。

一度目の車検では、そのまま通りました。

しかし、その2年後に別の店舗へ依頼した際は、
修理をしなければ車検を受けられないと説明を受けました。

その間に傷の状態が変化した可能性もあるため、
単純に店舗や検査員だけの違いとは言い切れません。

結果として、その店舗でガラスを修理し、
車検を通しました。

飛び石傷がある状態で車検を迎える場合は、
事前に依頼する店舗へ相談しておくと安心です。

③交換になると費用が高くなる

繰り返しになりますが、
修理で対応できた傷がガラス交換になると、
費用は大きく変わります。

フロントガラスの交換費用は、
車種やガラスの仕様によって大きく異なります。

  • 車種
  • フロントガラスの種類
  • カメラやセンサーなどの安全装備
  • 作業を依頼する店舗

特に、フロントガラス周辺に
運転支援用のカメラやセンサーが付いている車では、
ガラス交換後に調整作業が必要になる場合があります。

その分、交換費用が高くなるケースもあります。

ヒビが大きく広がってからでは、修理で対応できないことがあります。

余計な出費を避けるためにも、傷を見つけた段階で早めに相談しましょう。

フロントガラス以外にも、費用負担が大きくなりやすい車の修理があります。修理費が気になる方はこちらも参考にしてください。

修理で済むケース・交換になるケース

実際に修理で済むのか、
フロントガラスの交換が必要なのかは、
傷の大きさだけでは判断できません。

位置や形、ヒビの広がり方なども含めて判断されます。

修理で対応できる可能性があるケース

  • 傷が比較的小さい
  • ヒビが大きく広がっていない
  • 傷がガラスの端から離れている

このような状態であれば、
修理で対応できる可能性があります。

ただし、傷の大きさだけでなく、
位置や形、ガラス内部の状態などによっても判断は変わります。

交換になる可能性があるケース

  • ヒビが長く広がっている
  • 傷やヒビが視界へ大きく入っている
  • ガラスの端までヒビが伸びている
  • 複数の傷やヒビがある

このような状態では、
ガラス交換になる可能性が高くなります。

特に、ヒビが大きく伸びている場合は、
修理では対応できないケースもあります。

「この大きさなら修理できる」と自分だけで判断しないことが大切です。

修理できる範囲は傷の状態や店舗によっても異なるため、まずは現物を確認してもらいましょう。

飛び石傷を見つけたらどう対処すればいい?

それでは、飛び石傷を見つけた場合に
どう動けばいいのか、順番に見ていきます。

①安全な場所で傷を確認する

走行中にガラス付近から
飛び石らしき音がした場合は、
安全な場所へ停車してから確認しましょう。

走行中に傷を探したり、
ガラスへ顔を近づけたりするのは危険です。

落ち着いて停車した後に、
フロントガラスへ傷やヒビがないかを確認してください。

大きなヒビや視界を妨げるような損傷がある場合は、
無理に走行を続けず、店舗やロードサービスなどへ相談しましょう。

②写真を撮る

傷を見つけたら、
位置や状態が分かる写真を撮っておきましょう。

写真があれば、傷の位置や状態を
店舗へ事前に伝えやすくなります。

自走しても問題ないか不安な場合も、
写真を見せながら相談できるでしょう。

また、時間が経過した後に
ヒビが広がっていないかを比較する際にも役立ちます。

③自己判断で補修しない

最近では、カー用品店などで
ガラスの補修キットが販売されています。

ですが、初心者の方が傷の状態を判断したうえで、
いきなり自己補修することはおすすめしません。

現場でも自己補修後の相談がありました

私が現場で働いていた時も、自己補修がうまくいかず、ヒビが広がった状態で相談に来られた方がいました。

補修剤の入り方などによっては、その後の専門的な修理が難しくなる場合もあります。

費用を抑えるために自分で作業した結果、
交換が必要になっては本末転倒です。


まずは修理可能な傷かどうかを
確認してもらう方が安心です。

④早めに整備工場やガラス専門店へ相談する

飛び石傷を見つけたら、
無理に自分で判断せず、信頼できる店舗へ相談しましょう。

  • ディーラー
  • 整備工場
  • 自動車ガラス専門店
  • ガラス修理に対応しているガソリンスタンド

プロに確認してもらえば、
傷の位置や状態から、修理と交換の
どちらが必要か判断してもらえます。

早めに相談することが、結果的に
費用を抑えることにもつながります。

現場で感じたこと

私が現場で働いていた時は、
ガラスの修理や交換に関する相談を
多く受けてきました。

ガラス交換は店舗内で対応できなかったため、
専門業者へ委託する形でした。

一方で、小さな飛び石傷の修理であれば、
店舗内で対応するケースもありました。

もちろん傷の状態にもよりますが、
早い段階で相談された傷ほど、
修理で対応できる可能性を残しやすい
と感じています。

洗車機の利用後にヒビが入ったという相談

ガラスに関する出来事として、以前「セルフ洗車機を利用したら、フロントガラスにヒビができた」というクレームを受けたことがあります。

先ほどのクレームでは、洗車機メーカーにも現地で確認してもらいました。

その結果、この事例では洗車機が新たな傷を作ったのではなく、もともとあった傷が温度変化などをきっかけにヒビへ広がった可能性が高い、という結論になりました。

お客様には最後まで納得していただけませんでしたが、この車では傷のないガラスに洗車機だけが原因で突然ヒビが入ったとは考えにくい状況でした。

ガラスは温度変化によって膨張・収縮するため、
すでに傷がある状態では注意が必要です。

すでに飛び石傷があるガラスへ、大きな温度差を与えるのは避けましょう。

高温になったガラスへ急に冷たい水をかけたり、凍結したガラスへ熱いお湯をかけたりすると、傷をきっかけにヒビが広がる可能性があります。

また、傷がある状態では、
走行中の振動などをきっかけに
ヒビが広がる可能性もあります。

小さな傷だからと放置せず、
気づいた時点で状態を確認することが大切です。

セルフ洗車機を初めて使う方は、利用前の確認ポイントや基本的な流れをこちらで解説しています。

フロントガラスの確認と合わせて、普段から確認しておきたい日常点検についてはこちらで解説しています。

まとめ

  • 飛び石傷は小さくても放置しない
  • 小さいうちなら修理で対応できる場合がある
  • 傷の位置や広がり方によってはガラス交換が必要になる
  • 傷があるだけで一律に車検NGとは限らない
  • 初心者が自己判断で補修するより、まず店舗へ相談する
  • ヒビが広がる前の早めの確認が大切

この記事が、みなさんの判断材料になれば幸いです。


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この記事を書いた人

Drive & Life 運営者のアバター Drive & Life 運営者 元GSスタッフ・3級自動車シャシ整備士

「Drive & Life」運営者です。

元ガソリンスタンド勤務で、3級自動車シャシ整備士を取得。
管理者業務やお客様対応のほか、車検整備・分解整備、点検や消耗品交換などの実務も経験してきました。

これまで車に携わってきた知識と経験を活かし、
車初心者が「自分で判断できる」ための情報を、分かりやすく発信しています。

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