ノートNISMO Sを手放すことにした理由|10年半乗った愛車との別れ

この記事を書いているのは、
ノートNISMO Sを引き渡してからまだ2日目です。

本気で欲しいと思って買った車で、
本当に大好きな車で、
どんなときも10年半、寄り添ってくれた相棒。

まだ気持ちの整理もついておらず、
ふとした瞬間に涙が出ます。

本当は、手放したくありませんでした。

それでも手放す決断をした理由を、
前に進むためにも書いていきます。

目次

好きだけでは維持できなくなった

ノートのことを、
嫌いになったわけではありません。

飽きたから乗り換えたわけでもない。

本当はもっと乗りたかった。
維持していきたかった。

でも、年数と走行距離を重ねるにつれて
これから必要になる修理や維持費が増え、
家族や今後の生活についても
見直さなければならなくなりました。

そして自分自身、転職直後で
生活がまだ安定していない時期も重なりました。

言い訳に聞こえるかもしれません。

ですが、数か月の間
真剣に向き合って出した結論です。

「好きだけでは維持できなくなった」

そんなタイミングと決断だったと思います。

ノートNISMO Sに10年半・16万km乗って感じたことは、こちらの記事で振り返っています。

①修理と維持費が増えてきた

ここからは、自分のためにも
ひとつずつ手放した理由を紐解きます。

まず大きかったのは、
これから必要になる修理と維持費でした。

  • エアコンの不調(効いたり効かなかったり)
  • 冷却水まわりの不安(ポンプ系の異音)
  • オイル漏れ
  • クラッチも今後交換が必要になる可能性
  • タイヤ交換時期

乗り続けるのであれば、
今後まとまった費用がかかることを
考えなければならない状態でした。

特にエアコンは、引き渡しの約1か月前に
一度まったく効かなくなりました。

その1週間後には急に復活しましたが、
原因までは特定できていません。

またいつ効かなくなるか分からないという
不安を抱えていました。

私にはまだ小さな娘がいるので、
暑い時期に急にエアコンが効かなくなれば、
そのまま使い続けるわけにはいきません。

そういった不安も含めて真剣に維持費と向き合い、
出した結論が乗り換えでした。

②家族が増えて車に求めるものが変わった

「今の生活で、子育てに合う車なのか?」

これも無視できない要素でした。

前提として、ノートNISMO Sは
実用車のノートがベースです。

2ドアのスポーツカーなどと比べれば、
実用性は十分にありました。

ですが、娘が生まれてから
車に求めるものが少しずつ変わっていきました。

  • 前席シートが倒れない(スポーツシートのため)
  • 足まわりが硬く、家族で乗ると乗り心地が気になる
  • 車内で着替えやおむつ替えをするには余裕が少ない
  • スライドドアの利便性に魅力を感じるようになった

ひとつひとつは小さなことですが、
子育て目線で見ると
不便に感じる場面が増えていきました。

決して、ノートが悪いわけではありません。

それを補って余るほどの、
魅力がある車でした。

ですが、妻と何度も話し合った結果、
今は娘と家族の生活を優先しよう。
そう決めたのも事実です。

③最後まで乗り続ける選択も考えた

とはいえ、
「じゃあ乗り換えようか」と
簡単に決断できたわけではありません。

  • 修理してそのまま乗り続ける
  • セカンドカーとして維持する
  • 比較的状態のいい同車種に乗り換える

本当に、いろいろ考えました。

ですが、やはり乗り続けるうえで
かかるお金は無視できませんでした。

これから娘の教育費など、
家族にかかるお金は増えていく。

そんな中、
自分の都合だけで家族を振り回すのか。

新しいノートNISMO Sを買ったとしても、
それは私が10年半大切にしてきた
あのノートではない。

ずっと悩む日々でした。

ノートは、ただの車でも
移動手段でもない。

悩めば悩むほど、自分にとってノートが
本当の家族であり、相棒になっていたことに気づきました。

④それでも決断した理由

自分の中でノートの大きさを実感する一方、
現実的な問題はなくなりません。

走れば走るだけ、
まとまったお金が必要になる未来が近づいてくる。

今の自分では、今後の修理費まで
余裕を持って払い続けられる自信がない。

ましてや、家計や家族のことを考えたら、
維持し続けることが最善とは思えない。

頭では分かっていても、
どうしても決めきれませんでした。

「好き」と「現実」

その狭間で、葛藤する日々でした。

ですが、最後は家族を優先し、
自分の好きな車を下りる決断をしました。

自分は一人で生きているわけではない。
守るべき家族がいる。

その事実が、最後の判断を明確にしました。

⑤引き渡しの日

引き渡しの日。

記事を書いている今から一昨日の話なので、
まだ感情が追いついていません。

その日は朝から、
妻と一緒にツーリングに行きました。

最後の給油をして、
大好きなドライブルートへ。

適度に流せる田舎道から、
急カーブが多い峠道。
そして幹線道路に沿って帰るルート。

何も変わらない。

いつも通りの乗り味。
いつも通りの癖。
いつも通りの道。

記憶に刻みつけるように、
ノートとの時間を過ごしました。

そして、いよいよ最後のとき。

買い取り業者と、
11時に駐車場で集合しました。

最後の確認を終え、挨拶をし、
私が妻の車のステアリングを握る。

これ以上この場にいても、
辛さが増えるだけ。

そう自分に言い聞かせ、
妻の車を発進させました。

バックミラーに映るノート。

本当にいつも通りで、
何百、何千と見た姿で、
そしてどこか寂しそうでした。

助手席に座る妻が、
「寂しい」と泣いていました。

それをきっかけにして、
自分も子供のように泣きました。

たかが車で。

そう思う人もいると思います。

ですが、私にとってノートは
家族であり、友人であり、最高の相棒でした。

⑥今思うこと

正直、今の気持ちとしては
後悔しかありません。

引き渡し翌日は、

なんで維持できなかったのか。
維持できる財力がない自分が悪い。

と、自分を責めました。

ですが、
間違った選択だったとは思っていません。

ノートを手放して、
軽ハイトワゴンに乗り換える。

家族や今の生活を考えれば、
これ以上ない判断だったと思います。

その判断に、
自分の気持ちが追いついていない。

その部分だけが、今の「後悔」という気持ちに
つながっているのだと思います。

本当はもっと一緒の景色を見たかった。
まだまだ行きたいところがたくさんあった。

しっかり直して、
乗り続けてあげたかった。

この気持ち、この思いは、
どうすることもできませんでした。

ノートに伝えたいこと

10年半、本当にありがとう。

妻と出会ってから、
同棲時期、結婚、娘の誕生、子育て。

ずっと、そばで支えてくれたね。

仕事も変わり、住む場所も変わり、
それでもノートは変わらずいてくれた。

運転してるとき、
車内で休んでるとき、
時には体を曲げて仮眠したり。

いつも一緒にいてくれて、
本当にありがとう。

今は後悔しかないけど、
手放した決断をしっかり受け入れて、
先に進めるようになるよ。

ノートと走った16万kmは、
間違いなく私の人生の一部でした。

そして、これから先も
忘れることはないと思います。

とても大切な時間でした。

次の場所でノートが元気に走ること。

今はそれだけ願ってます。

まとめ

  • 修理や維持費への不安が大きくなっていた
  • 家族が増え、車に求めるものが変わった
  • 乗り続ける方法も最後まで考えた
  • 最後は家族と今後の生活を優先して手放す決断をした

車は、ただの乗り物かもしれません。

ですが、一緒に走った時間、
過ごした時間は間違いなく人生の一部です。

もしこの記事を読んで、何かを感じたら、
みなさんの愛車を
これまで以上に大切にしてあげてください。


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この記事を書いた人

Drive & Life 運営者のアバター Drive & Life 運営者 元GSスタッフ・3級自動車シャシ整備士

「Drive & Life」運営者です。

元ガソリンスタンド勤務で、3級自動車シャシ整備士を取得。
管理者業務やお客様対応のほか、車検整備・分解整備、点検や消耗品交換などの実務も経験してきました。

これまで車に携わってきた知識と経験を活かし、
車初心者が「自分で判断できる」ための情報を、分かりやすく発信しています。

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