みなさんは、新車より中古車の方が
維持費が高いイメージありませんか?
中古車って、
「壊れやすい?」
「結局お金がかかる?」
と、何となく思ってしまいますよね。
「安く買えても、
あとから修理代がかかったら意味がない?」
新車より安く買えても、
その分維持費がかかると本末転倒です。
そしてこれは、初心者の方ほど
悩みやすいポイントだと思います。
今回は、購入価格だけでは判断できない、
中古車の維持費や選び方を解説します。
結論|中古車は“選び方次第”で維持費が変わる
まず初めに結論です。
中古車だからといって、
維持費が高くなるとは限りません。
むしろ、車両状態や整備状況など、
選び方次第で大きく変わります。
- 安さだけで判断しない
- 維持費が変わる理由を知る
- 購入前に車の状態や整備内容を確認する
実際に、購入価格だけで判断してしまうと、
あとから後悔する可能性もあります。
とはいえ、状態を判断するために
車の専門知識をすべて身につける必要はありません。
自分で分からない部分は販売店へ確認し、
判断材料を増やすことが大切です。
理由①|消耗品交換が近いケース
では、購入後の維持費が変わる理由を
具体的に解説していきます。
まずは、
消耗品交換が近いケースです。
これは走行距離に関わらず、
見ておきたいポイントでもあります。
- タイヤ
- バッテリー
- エンジンオイルなどの油脂類
- ブレーキ関係
難しいのが、見た目だけでは
判断しにくい消耗品も多いところです。
中には、購入して間もなく
交換時期を迎えるケースもあります。
そのため購入前には、
- 消耗品の状態や交換履歴を販売店へ聞く
- 定期点検整備記録簿などを確認する
- 納車前にどこまで整備されるか確認する
といった確認をしておきましょう。
整備記録だけですべてが分かるとは限りませんが、
購入後すぐに何へお金がかかりそうなのか
を考える材料になります。
理由②|年式・走行距離による劣化
年式や走行距離による劣化も、
購入後の維持費に影響します。
- ゴム・樹脂部品
- 足回り
- エアコン
- 電装系
こうした部分は、
年数や使い方によって少しずつ劣化します。
そして年式が古くなってくると、
複数の修理時期が重なることもあります。
以前乗っていたノートNISMO Sでは、10年半・16万kmを超えた頃に、エアコン不調と足回り関係のトラブルが重なったことがあります。
長く乗っていたので、部品が劣化してくること自体は不思議ではありませんでした。
だからといって、
年式が古い車や走行距離が多い車は
すべて避けるべきというわけではありません。
年数や距離だけではなく、
これまでどう整備されてきたかを見ることが重要です。
購入前に整備記録や車の状態について、
販売店へ確認しておきましょう。
走行距離が10万kmを超えた中古車が気になる方は、距離だけでなく状態を見る考え方も知っておきましょう。
理由③|税金や燃料代の違い
年式の古い中古車では、
税金や燃料代にも注意が必要です。
まず税金ですが、
一定の年数を経過した車は
税額が高くなる場合があります。
普通車の自動車税(種別割)は、ガソリン・LPG車なら13年超、ディーゼル車なら11年超などで重課の対象になる車があります。軽自動車税も13年経過で重課される車があり、自動車重量税は13年・18年経過で税額が上がる区分があります。
つまり、古い中古車を買う場合は、
購入価格だけでなく、
毎年・車検時にかかる税金も確認した方が安心です。
なお、車種や環境性能によって
重課の対象外となる場合もあります。
燃料代についても、
中古車だから高いというわけではありません。
燃費は車種やエンジン、走行環境などで変わります。
他にも、
「購入予定の車が、
実はハイオク指定車だった」
というのも、私が現場時代に
実際に聞いたことがある話です。
レギュラー仕様なのか、ハイオク指定なのか。
実際の燃費はどのくらいなのか。
こうした部分でも、
購入後の維持費は変わってきます。
年式の古い車を検討するなら、経過年数によって税金がどう変わるかも確認しておきましょう。
燃費や乗り方、燃料単価によるガソリン代の違いはこちらの記事で解説しています。
理由④|状態の良い中古車は維持費を抑えやすい
最後に、「状態の良さ」が
維持費に与える影響を解説します。
購入後の費用を抑えやすい中古車を探すなら、
次のような情報は判断材料になります。
- 登録(届出)済未使用車
- 認定中古車など保証制度がある車
- 定期点検整備記録簿が残っている
- 定期的に点検・整備されている
- 消耗品の状態や交換歴が分かる
こうした情報が確認できると、
購入後に必要となる整備を予想しやすくなります。
ただし、低走行やワンオーナーだから
必ず状態が良いとは限りません。
走行距離だけでなく、
保管状況や整備履歴、
実際の車両状態まで含めて判断しましょう。
登録(届出)済未使用車という選択肢
個人的に、条件が合えば
選択肢として面白いと思うのが
登録(届出)済未使用車です。
登録(届出)済未使用車とは、
初度登録・届出はされているものの、
使用や運行に供されていない中古車を指します。
すでに登録されているため、
扱いとしては新車ではなく中古車です。
メリットになりやすい部分
- 実際の使用・運行に供されていない
- 新車より価格が抑えられている場合がある
- 在庫車なので納車が早い場合がある
注意したい部分
- すでに初度登録・届出されている中古車
- 新車で購入する場合より初回車検までの残り期間が短いことがある
- 色・グレード・メーカーオプションなどを自由に選べない
必ず新車より安いとは限りませんが、
自分が納得できる色や装備で、
価格にもメリットがあるなら検討する価値はあります。
新車と中古車の中間のような感覚で決めつけず、
新車との価格差や保証、
車検までの期間を比べて判断しましょう。
中古車選びで重要なポイント
ここまで解説した内容をまとめて、
中古車選びのポイントを確認していきます。
①本体価格だけ見ない
極端に安い車を見つけると、
どうしても価格に目が行きますよね。
ですが、
- 年式
- 走行距離
- 修復歴
- 車両状態
- 保証や整備内容
など、価格に関係する条件も確認しましょう。
なお、修復歴があるからといって
必ずダメな車というわけではありません。
どこを修復したのか、
現在の状態はどうなのかを確認したうえで
価格とのバランスを考えることが大切です。
中古車は「車両価格」ではなく、
「支払総額」で比較しましょう。
支払総額には購入時に最低限必要な保険料・税金・登録関係費用などが含まれます。ただし、県外登録や店頭以外への納車、購入者が希望したオプションなどは別途費用になる場合があります。
中古車を含めて、車を購入するときに本体以外で何にお金がかかるのかはこちらの記事で解説しています。
②整備記録を見る
これまでどのような点検・整備をしてきたのかは、
中古車を見るうえで重要な情報です。
たとえば、
- どの時期に点検を受けているか
- どんな整備が行われてきたか
- 交換履歴が残っている部品はあるか
などを確認できます。
記録がすべて残っているとは限りませんが、
前のオーナーがどのように管理していたかを
知る材料になります。
③保証の有無
購入後の保証があるかどうかも、
安心と維持費につながる重要な要素です。
販売店によって、
保証期間や対象となる部品、条件は異なります。
単純に「保証あり」だけを見るのではなく、
- どのくらいの期間なのか
- 何が保証されるのか
- 走行距離などの条件はあるか
まで確認しておくと安心です。
④用途に合う車を選ぶ
これは中古車だけではありませんが、
車選びでは非常に重要な要素です。
- 通勤に使う?
- 週末レジャーがメイン?
- 家族で乗る?
- 長距離が多い?街乗りが多い?
用途によって最適な車種は変わります。
車は安い買い物ではないので、
現在の使い方だけでなく、
将来的な変化も踏まえて選びましょう。
安い中古車で注意したいケース
中古車を探していると、
同じような車種でも
極端に安い車が見つかることがあります。
価格が安いこと自体は悪くありません。
ただし、
- 走行距離がかなり多い
- 年式が古い
- 修復歴がある
- 整備履歴が分かりにくい
- 購入後に必要な整備が多い
など、安くなっている理由がないかは
確認した方がいいでしょう。
その分、本体価格が安いのであれば、
条件を理解して購入するのも一つの選択肢です。
「安い中古車=危険な車」ではありません。
重要なのは、なぜ安いのかを確認し、その条件や購入後の修理リスクを自分が受け入れられるか考えることです。
購入前には、
「この車を買ったあと、
急な修理が必要になっても維持できるか?」
まで考えておくと、
後悔するリスクを減らせます。
中古車購入後の急な故障が不安な方は、よくある修理と費用の考え方も知っておきましょう。
中古車はこんな人に向いている
最後に、中古車が向いている方について
分かりやすくまとめます。
- 購入時の費用を抑えたい
- 初めての車を探している
- 短期間の所有を考えている
- 価格と状態のバランスを重視したい
上記に当てはまる方であれば、
選び方次第で中古車は魅力的だと思います。
特に初めて車を持つ方なら、
最初から新車を買うことに
ハードルを感じることもありますよね。
私が最初に購入した車も、70万円ほどの中古コンパクトカーでした。
今ではそれなりに運転経験を積んできましたが、免許を取ったばかりの頃は何度も車をぶつけています。
もちろん、最初から問題なく
運転できる方もいると思います。
ですが、初心者で慣れないうちは、
車の運転を難しく感じる方も多いでしょう。
そのため、
「最初は中古車を選び、
運転に慣れてから好きな車へ乗り換える」
という考え方も、
私は一つの選択肢だと思います。
もちろん新車を選ぶのも間違いではありません。
予算や乗り方に合わせて、
自分が納得できる車を選んでください。
購入価格だけでなく、購入後まで考えよう
中古車は、新車より安く買えることが
大きなメリットです。
ですが、本当に大切なのは
購入時の金額だけではありません。
税金や燃料代、消耗品、修理など、
車には購入したあともお金がかかります。
「安く買えるか」だけでなく、
「無理なく維持できるか」まで考える。
中古車を選ぶときは、
この視点を忘れないようにしましょう。
購入後に毎月どれくらいのお金がかかるのか、車の維持費全体を知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
- 中古車だから維持費が高いとは限らない
- 購入後の費用は車の状態・年式・整備状況などで変わる
- 走行距離だけでなく整備履歴や実際の状態も確認する
- 中古車は車両価格ではなく支払総額で比較する
- 安い理由と購入後の修理リスクを理解して選ぶ
- 購入価格だけでなく維持できるかまで考えることが大切
この記事が、みなさんの判断材料になれば幸いです。


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