エンジンルームって開けても大丈夫?
みなさんは、エンジンルームを
ご自身で開けたことがありますか?
そもそも、エンジンルームって何?
と疑問を持つ方もいるでしょう。
エンジンルームとは、
ボンネットを開けると見える、
エンジンなどが収まっている場所です。
中を見ると多くの部品が詰まっていて、
ごちゃごちゃしていると
感じる方もいると思います。
ですが、簡単な点検であれば、
そこまで難しくありません。
今回は、エンジンルーム点検の基本について、
初心者の方向けに解説していきます。
結論|見るだけでも十分意味がある
先ほどもお伝えしましたが、
エンジンルーム点検を難しく
考える必要はありません。
初心者の方は、異常がないかを
軽く確認するだけでも十分です。
それこそ、無理に整備をする必要は
まったくありません。
エンジンルームの簡単な見方を知り、
気になることがあればプロへ相談する。
それだけできれば十分なのが、
初心者が行うエンジンルーム点検です。
エンジンルームで確認したいポイント
ここからは、実際にエンジンルームで
確認したいポイントを解説します。
ですが、その前に、
ボンネットの開け方を簡単に確認しましょう。
ボンネットは一般的に、車内にある
ロック解除レバーを引くことで開けられます。
解除レバーは、運転席の足元付近に
付いている車種が多いです。
給油口を開けるレバーの近くに
設置されている場合もあります。
解除レバーを引いたあとは車の正面へ回り、
ボンネットの隙間にあるロックを解除して
持ち上げます。
車種によっては、ボンネットを支える棒を
自分で取り付ける必要があります。
車種によって開け方は異なるため、
分からない場合は車の説明書を確認するか、
「愛車の名前 ボンネット 開け方」
と検索して確認してみてください。
①エンジンオイル
エンジンオイルの点検には、
「オイルレベルゲージ」という、
目盛りの付いた棒を使用します。
多くの車種に装着されており、
黄色やオレンジ色のリングが目印です。
点検では、
・オイルの量が適正か
・極端な汚れや異物がないか
などを確認します。
オイル量を確認する際は、
平らな場所に車を停め、
エンジンを停止してから行いましょう。
走行直後の場合は、少し時間を置いてから
確認してください。
基本的な確認方法は、以下のとおりです。
1.レベルゲージを引き抜き、
先端に付いたオイルを
ティッシュなどで拭き取る
2.レベルゲージを奥まで差し込み、
もう一度引き抜く
3.先端にある上限と下限の目盛りを確認し、
その範囲内までオイルが付いていれば
量は正常
4.オイルの色や状態を確認する
オイルは使用するほど色が濃くなるため、
黒いからといって、それだけで
すぐに交換が必要とは限りません。
色はあくまで目安として確認し、
交換時期や走行距離も含めて判断しましょう。
もしレベルゲージにオイルが付かない場合や、
下限を下回っている場合は、
早めに最寄りの店舗へ点検を依頼してください。
エンジンオイルの交換頻度については、
こちらの記事で解説しています。
気になる方はこちら
→「エンジンオイルは3,000km交換必要?10万km乗った整備士が解説」
②冷却水(クーラント)
冷却水には、「リザーバータンク」という
量を確認するためのタンクがあります。
多くの車種では上限と下限を示す線があり、
その範囲内に液面があれば問題ありません。
逆に、液面が見えなかったり、
下限を下回っていたりする場合は
注意が必要です。
なお、走行後などで
エンジンが熱くなっている場合は、
キャップを開けたり触ったりしないでください。
高温の冷却水や蒸気が噴き出し、
やけどをする危険があります。
冷却水の量は、エンジンが冷えている状態で
リザーバータンクの外側から確認しましょう。
冷却水についても、補充だけでなく
交換の目安があります。
詳しくはこちら
→「冷却水(クーラント)交換の目安は?減るのは異常?補充と交換の判断基準」
③バッテリー
バッテリーの電圧などを詳しく調べるには、
専用のテスターが必要です。
ですが、バッテリーの種類によっては、
覗き窓の色で状態を確認できるものもあります。
点検窓がないバッテリーの場合でも、
・端子に腐食がないか
・液漏れや膨らみがないか
・本体がしっかり固定されているか
などは、目で確認できます。
端子周辺に白色や青緑色の粉が付いていたり、
バッテリー本体が膨らんでいたりする場合は、
自分で触らずに点検を依頼しましょう。
上記の点検は、バッテリーの異常へ
早めに気づくきっかけになります。
交換の目安については、
こちらの記事で解説しています。
詳しくはこちら
→「バッテリー交換の目安は何年?突然上がる前に知っておきたいポイント」
④ウォッシャー液
フロントガラスの清掃に使用する
ウォッシャー液も、
残量を確認しておきましょう。
残量が少なければ、
専用のウォッシャー液を補充すれば完了です。
ウォッシャー液のタンクには、
フロントガラスへ水が噴き出すような
マークが付いていることが多いです。
別のタンクへ誤って入れないよう、
分からない場合は説明書で
補充口を確認してから作業しましょう。
ウォッシャー液には、基本的に水ではなく
専用の液を入れるようにしましょう。
詳しくはこちら
→「ウォッシャー液は水でもいい?専用液がおすすめな理由と注意点を解説」
初心者が気をつけたいこと
ここまでエンジンルーム点検について、
具体的にお伝えしてきました。
合わせて、点検する際に
気をつけたいことも確認しておきましょう。
①エンジン停止後すぐは触らない
冷却水の解説でもお伝えしましたが、
走行後でエンジンが熱を持っているときは、
むやみに触らないようにしましょう。
エンジン本体や周辺の配管などが
高温になっているため、
思わぬやけどをする危険があります。
点検はエンジンを停止し、
十分に冷えてから行うと安心です。
②無理に分解しない
初心者が点検で触る場所は、
本当に一部だけです。
そのほかの部品は、
目で状態を見るだけでも十分です。
おかしいな?と思っても、
無理に外したり分解したりするのは
やめましょう。
異常を感じた場合は自分で触らず、
プロへ点検を依頼してください。
現場で感じたこと
私がガソリンスタンドで働いていた頃、
ボンネットを自分で開けたことがあるお客様は、
非常に少なかった印象です。
私は点検結果をお伝えするとき、
できる限りお客様にも
一緒に見ていただくことを大切にしていました。
その際に、
「こうやって見るんだ」
「これくらいなら自分にもできそう」
と言われたことを覚えています。
車には多くの部品があるため、
分からない方にとっては、
触ること自体が怖いと思います。
ですが、実際にやってみると、
初心者が確認する場所はそれほど多くありません。
慣れれば、今回紹介した項目だけなら
5分程度でも確認できると思います。
特に長距離を走る前や、
高速道路を利用する前には、
事前に確認しておくと安心です。
難しく考えすぎず、
まずはボンネットを開けて
見るところから始めてみてください。
こんな人は定期的に確認しよう
以下に当てはまる方は、
エンジンルームを定期的に
確認することをおすすめします。
・長距離運転が多い
・今の車に長く乗りたい
・最近点検を受けていない
・自分でも車の状態を把握したい
車の異変へ早めに気づければ、
安全だけでなく、
車を長持ちさせることにもつながります。
上記に当てはまる方は、
まずは無理のない範囲から
定期的に確認してみてください。
ボンネットの中だけでなく、
タイヤやランプ類などを含めた
日常点検もおすすめです。
気になる方はこちら
→「日常点検は必要?初心者でもできる点検項目と確認ポイント」
まとめ
・エンジンルーム点検は見るだけでも十分意味がある
・初心者はオイル・冷却水・バッテリー・ウォッシャー液を確認しよう
・無理に触ったり分解したりする必要はない
・異常があれば早めにプロへ相談しよう
・定期的な確認がトラブル予防につながる
この記事が、みなさんの判断材料になれば幸いです。

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